事例ひな形

改善・工夫事例タングステンイナートガス(TIG)溶接の電極由来の放射線被曝防止
報告機関愛知教育大学保健環境センター
担当者榊原洋子
連絡先sakakiba@auecc.aichi-edu.ac.jp TEL 0566-26-2368
改善・工夫をした年2005-06年
危険有害あるいはその可能性のある因子トリウム(放射性元素)
問題が発見された場所と作業美術系金属加工実習室における溶接
問題に気づいた人と経緯衛生管理者等が、職場巡視中に、ステンレスやアルミに使うTIG溶接に使うタングステン電極が酸化トリウム2%を含む製品であることを発見。      
対策を講じなかった場合に懸念されたことがんの発生
問題状況・電極をベルト研磨機で削るときなどにトリウムを含む粉じんを吸入し、放射線体内被曝を起こしうる状況。
健康影響を受ける可能性のある人教職員、院生、学生
当該職場の作業者等の認識・担当教員は放射性物質の存在を知らなかった。        
局所排気装置・保護具・溶接作業場所に局所排気・集塵装置なし。
・電極研磨に使うベルト研磨機には集塵装置なし。 
 ・保護めがね、手袋。     "
その他
対応・改善・工夫の内容・理科教員がガイガー計数管を持参し、当該教員等もいるところで、放射線が出ていることを確認。一同、危険を納得。
・MSDSを入手して配付
・フードつき研磨機の購入
・酸化トリウム入りからイットリウムやセリウム、ランタン入りの電極を紹介 →代替
・担当教員から学生等への周知徹底
対応・改善・工夫に要した費用費用かからず
改善・工夫の効果(作業環境測定などしてあればその結果も記載)トリウム粉じん曝露がなくなった
対応・改善・工夫の苦心点特になし
残った課題・代替品使用時の適切な清掃方法の検討
・電極廃棄物、粉じん廃棄物の取扱についての検討
対象となる法規制等放射線障害予防規則、核燃料、核原料物質規制関連(トリウム含有量による)、溶接作業:粉じん障害予防規則など
安全衛生委員会・学長・労基署等からのコメントなどとくになし
学内への周知の方法・記録・保健環境センター、安全衛生委員会への報告
・当該研究室への周知徹底
学外への公表・報告・大環協にて事例報告(2007.7島根大)
・事例報告(2008.3核融合研)
・一部を論文発表の予定→労働の科学(63巻4号、2008年4月号、p.46-51)
写真等画像資料(公開してよいものについては、別添してください)・溶接機(写真1)
・溶接電極(写真2)
・電極研磨機(フードなし:写真4・フード付:写真5) 
・RIセンターでの廃棄物保管の様子(写真6)
・放射線測定の様子(写真7)
学外からの協力要請への対応OK